ERATO MMSD 成果報告会を 2024年6月19日(水)に開催し,109名の方々にご参加いただきました.みなさま本当にありがとうございました.
当日の講演動画はこちらでご覧いただけます.
ERATO MMSD 成果報告会を 2024年6月19日(水)に開催し,109名の方々にご参加いただきました.みなさま本当にありがとうございました.
当日の講演動画はこちらでご覧いただけます.
6月19日(水)に開催します.詳細はこちら:
https://group-mmm.org/eratommsd/ja/2024symposium/
関連する研究分野の方のみならず,産業界のみなさまや,研究プロジェクトの運営・支援・制度設計に関わる方にも,ご参加いただきたく思っております.
参加登録は2024年6月7日(金)までにお願いいたします.
受賞者
Mayuko Kori (国立情報学研究所・総合研究大学院大学)
Flavio Ascari (University of Pisa)
Filippo Bonchi (University of Pisa)
Roberto Bruni (University of Pisa)
Roberta Gori (University of Pisa) Ichiro Hasuo (国立情報学研究所)
受賞論文タイトル
Exploiting Adjoints in Property Directed Reachability Analysis
郡茉友子はERATO MMSD プロジェクトのリサーチアシスタント(グループ0)です。彼女は総研大情報学専攻の博士課程に在学中であり,日本学術振興会特別研究員(DC)でもあります.
ERATO MMSD プロジェクトの研究者が著者となる3報の論文が, CAV 2023 – 35th International Conference on Computer Aided Verification に採択されました.
International Conference on Computer-Aided Verification (CAV) は形式検証分野のトップ国際会議です.CAV 2023 は2023年7月にパリで開催されます.
自動運転車の安全性の数学的証明について,岩波書店 科学 2023年3月号に掲載された解説記事を公開しています.数理論理学の(超高速)入門も兼ねています.
蓮尾 一郎 「自動運転車の安全性の数学的証明――論理学の社会応用の一例として」科学 2023年3月号,岩波書店
以下のポジションで研究員・プログラマーを募集しています.ぜひ国内からの応募もご検討ください.
関連して,協力して研究を行っている京都大学 五十嵐・末永研究室でも,次の求人があります.
以下の論文の成果を,NII および JST からニュースリリースしました.
情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のアーキテクチャ科学研究系教授 蓮尾 一郎らの研究チームは、科学技術振興機構(JST、理事長:橋本 和仁、東京都千代田区)の戦略的創造研究推進事業 ERATO 蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト(ERATO MMSD、研究総括:NII アーキテクチャ科学研究系 教授 蓮尾 一郎)のもと、自動車の自動運転システムの安全性に強い数学的保証を与える技術とその基礎理論を開発しました。
本研究では、自動運転安全性の数学的証明のための既存の方法論「RSS(責任感知型安全論、responsibility-sensitive safety)」に注目し、その応用範囲を大きく拡大し実世界へ本格展開できるよう拡張した手法「GA-RSS(goal-aware RSS)」を確立しました。形式論理学の知見を用いた今回の拡張によって、非常停止などの目標達成を求める複雑な運転シナリオに対しても、安全性の数学的証明が可能になります。
本研究成果は、2022年7月5日(米国東部時間)に、「IEEE Transactions on Intelligent Vehicles」のオンライン版で公開されました。
以下のポジションで研究員・プログラマーを募集しています.ぜひ国内からの応募もご検討ください.
以下の論文の成果を,NII および JST からニュースリリースしました.
情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のアーキテクチャ科学研究系准教授 石川 冬樹らの研究チームは、科学技術振興機構(JST、理事長:濵口 道成、東京都千代田区)の戦略的創造研究推進事業 ERATO蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト(ERATO MMSD、研究総括:NIIアーキテクチャ科学研究系准教授 蓮尾 一郎)のもと、自動運転システムのシミュレーションにおいて、急加速や急ハンドルが起きているなど事故につながるような複合的で重大な問題が発生するシミュレーションシナリオを効率よく自動で見つける技術を開発しました。
本手法では、シミュレーションの試行を繰り返す中で、追い越しや右折などのシナリオごとに起こりえない問題を見つけて不要なシミュレーション試行を除外することで、重大な問題が起きるような本当に重要なシナリオ、例えばあまりにも強い加速と急ハンドルが同時に発生するなどの状況を効率的に見つけ出すことができます。
本研究成果は、ソフトウェア工学における自動化についてのフラッグシップ国際会議ASE 2021で2021年11月16日(オーストラリア時間)に発表されました。
以下の論文の成果を,NII および JST からニュースリリースしました.
情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のアーキテクチャ科学研究系リサーチアシスタント(総合研究大学院大学 大学院生) 佐藤 創太、同研究系准教授 蓮尾 一郎らの研究チームは、三菱重工と協働し、ガスタービンの制御システム設計で与えられた複数の要求仕様を満たす設計を自動で発見する手法を開発しました。この研究は、科学技術振興機構(JST、理事長:濵口 道成、東京都千代田区)の戦略的創造研究推進事業 ERATO蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト(*1)(ERATO MMSD、研究総括:NIIアーキテクチャ科学研究系准教授・蓮尾 一郎)のもとで行われたものです。
従来の制御システム自動設計手法では、エキスパート(専門家)による設計に匹敵する品質の制御方法を発見できませんでした。今回開発した手法では、従来の手法を改良し、エキスパートによる設計に匹敵する制御方法を全自動計算によって発見できるようになりました。本手法は、内部の挙動を数式などのモデルで記述できない「ブラックボックス」な制御システム一般に対して活用でき、自動運転をはじめとした様々な分野での設計プロセスに応用が期待されます。
本研究成果は、第24回国際フォーマルメソッド・シンポジウム(オンライン開催)で2021年11月24日(水)(中国時間)に発表されます。